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妊娠28wでオーストラリアに移住***GCでの出産育児体験


by atakopon

出産体験記 その③ 最終回

さて、いよいよ麻酔が効いてきました。
麻酔が効いているかの確認の為に足先に氷をあて腰のほうまで氷を移動。「冷たい?」と聞かれましたがぜーんぜん冷たくありません。麻酔が効いたのです!足を動かそうにも動きません。とっても寒く感じ身体が震えてきました。痙攣のような感じになりびっくりしましたが良くある事といわれました。そもそも分娩室は設定温度が低いようでくるたびに寒いなぁーと思っていました。

麻酔が効いたところで分娩の続きです。陣痛がきてもきたのがわかるくらいで痛くはありません。あんなに痛くて苦しんでいたのが嘘のようです。会話する余裕すら出てきました。
Midwifeのナタリーが子宮口の開きを確認しようとしたところ驚いていました!なんともう赤ちゃんの頭が見えるとの事!えー!そうなの!?
麻酔を打つ前の激しい痛みの時にどうやらかなりプッシュしていたようです。
今度は最後のプッシュをする為に麻酔をストップ、間隔が戻るのを待ちます。
だんだんまた痛みが襲ってきました。
今度はナタリーがいつプッシュするか伝えてくれます。もうすぐ赤ちゃんの誕生です!
陣痛と共にプッシュ!これを3回くらい繰り返したら赤ちゃんが出てきました。最後のプッシュをするとナタリーが赤ちゃんを胸の上に乗せてくれました。

暖子の誕生です!!結構重くごつごつした感じ、そしてあったかい体温、すべてがなんともいえない不思議な感じでした。赤ちゃんもここは何処?といった感じでなんとか目を開け「ふげぇ、ふんげぇ。。。」と泣き始めました。小さいけどしっかりと泣いていました。
はじめまして!ママだよ~!
ナタリーに「ビューティフルベイビー!ガール!!」と言われ胸の上で暖子を抱きながら喜びでいっぱいでした。暖子はもごもごと動いています。

暖子を胸に抱いたままの私、その間ナタリーはてきぱきと動き回ります。へその緒をクリップのようなものでくくりパパに「切る?」と聞きました。出産前は消極的だったパパもやってみると段子のへその緒をきりました。
次は胎盤が出やすいように太ももに注射!あっという間に胎盤が出てきました。麻酔がまだ効いているようで痛みはなし。ナタリーが胎盤を見せてくれて「こっち側がママについていた方こっちが赤ちゃん側よ」と見せてくれました。赤ちゃん側は透明な袋状になっていてここに赤ちゃんがはいっていたのよと説明してくれました。お腹の中で生活できるようにうまく出来ているのね。
お産の処置すべてをてきぱきこなすナタリーってすごい!プロフェッショナルです!

余談ですが、ナタリーが「へその緒いる?」と聞いてくれたので何にも知らない私たちはてっきり貰って取っておく物だと思い、4cmほど貰ってしまいました。後で母に赤ちゃんの臍から乾いて取れたものを取っておくと聞きました。知らなかったわー!ナタリー曰く胎盤丸ごとあげたこともあるそう。言葉がうまく伝わらないって厳しい!

一通り処置が終わると、暖子の測定です。
体重は2426g。2500g以下の赤ちゃんはいったんお母さんから離れて小児病棟のスペシャルケアに入ります。ナタリーとパパが暖子を連れて行っている間、私はお茶とトーストが出されしばし休憩。よく考えたらランチを食べそこねたのでお腹が空き、ぺろりと食べ、一人と分娩室に取り残され他感じがしてなんだか寂しい気がしました。ナタリーとパパが帰ってきてから今度は病棟のベッドを持って男性職員二人が迎えに来てくれました。私はてっきり歩いてかえるのだと思っていたけど麻酔をしたので導尿し管が入っていたのでそんなわけもなくベッドに移動させてもらいエレベーターにのり病室まで連れて行ってもらいました。

出産体験記 その③ 最終回_f0138889_945214.jpgなんだか興奮して眠れそうもないのでまた睡眠薬をお願いしたら分娩前に体力を蓄える為に昨日は特別くれたらしく今日はもらえないとの事でした。でも疲れていたようですー。。。と眠りに落ちたのでした。
暖子が生まれたのはこの病院の3階です。
by atakopon | 2007-08-06 08:57 | 出産